水原華城(スウォンハソン)【京畿道/仁川観光スポット・ハナビツアー】

水原華城（スウォンハソン）
		京畿道の水原にある水原華城（スウォンファソン）朝鮮王朝第22代の国王である正祖が1794年に建造を命じ、2年後に華城行宮とともに完成した城壁です。正祖の悲劇的に命を落とした父である荘獻世子を追慕する心と経済力を発展させようという考えから、都である漢陽（ハニャン：現在のソウル）に変わる新しい都を建設しようと建てたものです。華城は実学者達の意見を参考にして華城を設計したとされ、彼らは過去の事物にとらわれることなく、外国の技術を取り入れ、合理的で柔軟な考え方で城の設計を行った結果、韓国の城郭の中で科学的に最も優れていると評価されています。
長安門	水原華城


その中でも、城郭の築城に石材と煉瓦を併用したことと、矢と槍を防御し銃砲を撃つことができる構造が大変優れているとされています。水原華城城郭の全体の長さは5.52Kmで、ほかの城にはない多くの軍事施設があります。城壁の上には、体を隠して敵を監視したり攻撃できる構造になっていて、ここには銃穴が空けてあります。東西南北の四方向に城門がありますが、北門が長安門、南門は八達門、東側の蒼龍門、西側には華西門となっています。また水原城内には小川が通っていますが、小川と城壁がぶつかる所に水門が設置されているなど、他の城にはない建築物があります。

華虹門（ファホンムン）
			華虹門は北の水門にあたり、水原市を流れる水原川（スウォンチョン）はこの７つのアーチ形に作られた美しい水門を通って華城内を流れていく。上は石橋になっており、水門の上から川の流れを見ることもできる。城の南側には九つの水門で構成されていた南水門があったが、ずっと以前に水害によって流失し、現在は残っていない。

八達門（パルダルムン）

国宝４０２号にも指定されている八達門（パルダルムン）は華城の南門とも呼ばれており昨年焼失してしまったソウルの南大門よりも規模が大きい。高さは約20メートル。			この門は石で積んだ虹状の門の上に門楼を建て、周りの4方面に塀を囲み、前面には半月の形で壅城を築造しました。これは韓国の城門建築で一般的に見られる様式です。

長安門（チャンアンムン）

長安門（チャンアンムン）は華城の北側にある門で華城の正門といわれ、八達門と共に華城の代表的建物とされています。				規模や構造は八達門とほぼ同じでソウルの南大門よりやや規模が大きいとされます。

華西門（ファソムン）

華西門は華城の西門にあたる。八作屋根のこぢんまりした模様で、築城の時の原形がそのまま残っており、宝物第403号に指定されています。				この門は八達門や長安門と違って門楼の前にレンガで積んだ半月型の壅城が片方だけ開ける形になっています。

烽墩（のろし台）

華城ののろし台は見張り人を配して現在のヨンイン市の石城山六峰や興天台のヘボンという要所と毎晩南側の一番目の穴に松明の火を入れ連絡し合っていました。				その他の4つの穴は緊急でない限りは使用されなかったとされます。

ユネスコ世界文化遺産に登録された水原華城

これまでの長い歳月の間、城郭がかなり損傷を受け、また朝鮮戦争により多くが破損されましたが、1975年から1979年までに一部の市街地を除いて、復元されています。水原華城は1997年12月には昌徳宮とともにユネスコ世界文化遺産に登録されました。			現在城郭の周りを観光用の華城観光列車に乗って観光することもできます。一日10回往復運行で片道約30分ほど。週末にはチケットが売切れて待たされることもあるので、お早めに。

♣観光地情報データ 　　　　　　　　　　

    観光地名    :   水原華城（スウォンファソン）／수원 화성 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

   【観光地情報】

住        所

京畿道（ギョンギド）水原市（スウォンシ）八達区（パルダルグ）仁渓洞（インゲドン）

(ハングル)
경기도 수원시 팔달구 인계동 장안구와 권선구 일원

休館日
年中無休

入場料 19才以上：1,000ウォン　13~18才：700　4~12才：500

観覧時間
  09：00~18：00（12月~2月：09：00~17：00）

お問い合わせ先
031）228-4410

ホームページ

http://hs.suwon.ne.kr/（日本語あり）

現地アクセス地下鉄 1号線水原駅で下車後、タクシーご利用



    ♣ 注意事項

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.10.07